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 2025/03/16
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 2009/06/26
比嘉と木手と部員について思いつめたので
結論は出なかったんですけどちょっとメモがてらここに綴りますね。
メモがてらっていう長さじゃないんですけど…
これが今の比嘉観かなあ。

まずスクエアの話。
木手と甲斐くんが対戦することになっていますが、
ずっと「木手が甲斐くんをズタボロにしそう。それはボロ雑巾のように」って言ってますけど、
実際木手と甲斐くんが対戦して、どちらかが脱落しなければいけない状況に陥ったら、
甲斐くんは自ら棄権すると思います。
木手に指示された訳でもなく、自分の意思でもありません。
「木手はどうすればいいと思っているか」を甲斐くんなりに考えた結果です。
比嘉がテニスをしている根本的な理由は「沖縄の力を全国に知らしめるため」
それを叶えるのに、一番スマートな形を取りたいと木手は思うはず。
その為には甲斐くんよりも木手が代表に残った方が良いに決まっている。
そう考えての棄権です。木手と戦うことには全く意味がないから。
これがもし他の部員だったらまた違うと思うんですよ。
知念くん慧くんだったら木手が声を掛けてそれから棄権しそうだし、平古場くんははむかいそう。
全国大会までの甲斐くんだったら、おそらくこういう考えに至ると思うんですが、
菊丸に負けて、全国大会で敗退して、何かが変わっているとは思うんですね。
だからどうだろう…やっぱりボロ雑巾のようにされるかな。


他の学校は、個々の意思ががしっかりしている上でチームとしてまとまっていると思うんですけど、
比嘉はそうじゃなくて、一つの意志の元に全員それを目指して進んでいる気がします。
統率が取れるのが何よりのチームの証。だから外れた人にはゴーヤーです。
木手は、自分の考えが何よりも正しいと信じています。そこだけは絶対に譲らない。
「沖縄の力を全国に知らしめる」のが木手の信じる道で、そんな木手だから部員もついてくる。
だから変に、木手を崇拝してるようなチームになってるんだと思います。
木手は自分で自分を絶対に裏切らないから、木手についていけば、木手の思う通りにすればそれが正しいみたいな。
ここまでいくとまるで宗教みたいですけど、とにかく木手ありきのチームだと思うんですね。
でも木手は案外一歩引いていて、部員は同じ目標の為に集っていて、自分はそれを統率しているに過ぎない、
部員が自分についてくるのはその目標のためであって、自分自身に付いて来ている訳ではない、って心のどこかで思って居そうです。
目標のためなら部員を駒として動かすことも厭わないけど、自分もその手駒の一つと考えていそう。
だから一番の汚れ役でも買って出るわけです。
だけど比嘉の部員は、「沖縄の力を全国に」ってのもそうだけど、やっぱり木手が主将だから全国まで、辛い特訓にも耐え抜いて付いて来たわけじゃないですか。
そんな主将に、敗退が決まった後の戦いで汚い手を使ってまで勝とうと足掻いてほしくはなかったんだよなあ。
木手にとっては、けじめのようなつもりだったのかもしれないけど。
本当に「そんなお前の1勝を、部員達は望んでいるのか?」ですよね。
手塚わかってるじゃねーか…

木手にとっては「勝てば官軍」。すなわち「負ければ賊軍」です。
負けてしまっては全く意味がないわけです。
今までしてきたどんな汚い手段も、勝利があってこそのもの。負けたらただの卑怯者です。
無様に負けて、結局一勝もできずに沖縄の力も知らしめられなくて、
ここで終わり。もう誰も自分の元には付いて来るはずもない。
そんな風思って失意に暮れると思うんです木手は。
でもそんな、そんなはずないじゃないですか。
心身共にズタボロになってる木手に「馬鹿だなあ」とか声を掛けて、
肩に手を置いて、言葉で労ったりして。
そうしてる間に木手の中になんとなくあった違和感が消えていって、
「同志」から「仲間」になったらいいなあ。
そう思います。

だから全国敗退後の比嘉はすごい強いと思うんですよね。
ああ比嘉。早く活躍してよ比嘉!

長々とすみませんおそまつさまでした!
ほんとまとまってなくてすみません。
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